講演  講師三輪和雄

 三輪です。日本世論の会の会長と、産経新聞の読者の会である日本正論の会の会長をしています。お招きありがとうございます。

 司会が言ったことの繰り返しで申し訳ないが、私の言ったことで気に入らないことがあれば質問と言う形でして欲しい。ヤジは謹んで欲しい。

 インターネットで知らせた為、日の丸賛成の人も来ている。

 マスコミだと日の丸賛成派は右翼で反対派はがちがちの左翼と言われているが、実際は酒も飲む、野球もする生身の人間である。それが分かり合う機会がない。私との話だけではなく参加者同士の議論も大いにやって欲しい。

 いよいよ本題ですが、このことが問題になること自体が私には信じられない。

 田中さんと打ち合わせの為に新宿で会った時も、いったい日の丸君が代が気に入らないのか、あるいは国旗国歌といった集団のシンボル自体がいらないのか。アナーキストならともかく、政治的な活動をやっているものはノンセクトであっても旗を尊ぶ。学校でもプロ野球のチームでも人の集団にはシンボルとしての旗や歌は必要だ。

 ここはたいがいの人は認めると思う。私は全共闘世代。社学同、第四インター、それぞれ旗はある。

 みなさんも国旗国歌は必要だ、しかしそれが日の丸君が代であることが気に入らないという前提で話をさせて頂きます。

 シンボルが必要だとすれば、法制化の前に、慣習としての国旗国歌があった。それは日の丸であり君が代である。

 日の丸は江戸時代から使われてきた。

(録音飛ぶ)

 民主主義は少数派になった人は我慢するしかしようがない。共産主義者にとっては今の資本主義はいやだ。いやだがその中でくらしていかなくてはならない。しかしその中でおれらの目指す世の中にやっていくという自由はある。

(飛ぶ)

現実に今の国旗国歌が日の丸君が代である以上守って頂きたい。

田中さんからの質問の、民主主義には多数決で決めて良いことと悪いことがあると思うがどうかには、私は民主主義は多数決で決めなければ動かない。

 民主主義は100%良いものではないかもしれないが、本当に神のような人がいれば独裁の方が効率が良いに決まっている。しかしそんな人はいない。民主主義というのはくだらないところはあっても、今のところ民主主義に勝るシステムはない。

 民主主義を認めるからには多数決を認めざるを得ない。

 少数派になった者はその瞬間から多数派になるべく運動をやってゆけば良い。

 ということであれば、民主主義は99.99%以上多数決で決めていいことがある。

 田中さんの質問は一般論ではなく国旗国歌の事だと思うが、私も法制化に疑問が会ったが、決まった以上「良いこと」なんです。ですからこれが嫌だよ、となれば多数決により自分たちの旗に切り替えるべく頑張れば良いことであって現実は法制化されてしまっているのだからいいとしか言いようがない。

 「あなたと私の意見は違うがあなたの意見を言うことを保障すると言われた」とこれは田中さんに言われるまでもなく私の座右の銘に近いものです。ですから私はいかなる発言の自由も保障します。

 しかし、それと行動は別だ。天皇を殺すという発言の自由はあるが現実に殺すと捕まる。だから発言の自由があると言うことと行為は別だ。

 ピースリボンとのかねあいで言えば、ある教員がこういう場で意見を言うのは問題ない。しかし学校現場で処分を受けた事はやむを得ない。法制化され、なおかつ学習指導要領でやんなさいと提起されているなかでこれは処分を受けて当然である。

(録音中断以下メモによる講師の発言記録)

 学校には日の丸君が代の強制はあってしかるべきである。

 反天皇であるかぎりサヨクは愛国心を持ち得ない。愛国心はその国の歴史を認めるところから来ており、天皇は日本の歴史そのものである。

 日の丸に反対をしている人達は外国から日本の悪口を言われると喜ぶかも知れない、朝日新聞のようなマスコミでも日本人としての意識を持たないことがもてはやされている。

 増田都子さんから告訴されていることについての見解、ということですが、これは微妙な問題ですし、説明すると大変時間がかかりますので、後からで良いですか。

司会

 はい、あとから私が聞きます。

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