自民党政調会長亀井静香氏との対談より

田中  (「処方箋の受け渡しについて。」のビラを渡す。)これは私が通っている病院の眼科が患者に配った物だ、読んで意味が分かりますか。私はこれを貰って病院に抗議した。インフォームドコンセントと言うがこれが現状だ。

亀井  (眼鏡を外してしばらく読んでいるが)わからんな。どういう事か。

田中  通院している患者で薬だけ欲しい人に向けた物だ。

 

亀井  その説明を聞いてもまだ分からない。

田中  (くわしく説明する。)

亀井  ようするに、こう書いてあればいいんだな。お薬だけ欲しい人はなるべく月木金に来て下さい。他の日に来ても渡しますが待たされますよ。

田中  そのとおりです。眼科には年寄りも多い、子供もいる。こんな分かりづらい文章を理解できると思えない。遠いところを薬をもらいに来たら今日は薬は渡さない日だと言われる。なぜだと言えば、この間ビラを渡したじゃないかと言われる。

 一事が万事、病院が患者に分かるように物事を説明しようとする姿勢がどの程度のものか、このビラが物語っている。

亀井  言い逃れの為のものだなこれは。間違って行けば一時間も待たされる。

田中  一時間どころではない。薬だけでももっと待たされる。亀井さんは優先的に見て貰えるから待つことはないのでしょう。

亀井  うん。

田中  我々が病院に行くのは一日仕事だ。

亀井  分かった。これは厚生省に渡しておく。

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