田中哲朗

2007年沖電気株主総会闘争報告

今年は、昨年までの暴力排除は行使できないと判断したようで、最初から全くその気配なし。屈強なガードマンが明らかに少ない。

その代わり、入り口で金属探知器を用いた手荷物検査を行い、頑強にマイクやビデオカメラを持ち込ませない作戦で来ました。

 私や支援者は、株主の手荷物検査をする法的根拠は何か、ビデオを持ち込ませない法的根拠は何か、沖電気は自分たちはビデオ撮影をしており、裁判の中で証拠として提出するようこちらが求めたさい、提出を拒否した。自己防衛の為撮影をする権利がある。この場の責任者はだれかと抗議しましたが警備員は顔をこわばらせるだけ。

それではと、一度預けた40Wのトラメガを取り戻し、会場前で「街宣」抗議行動を行いました。

沖電気の人権侵害の実態、談合で有罪判決が出ているにもかかわらず反省していないことなど、時間無制限でアピールしました。

国労闘争団のメンバーも街宣に加わってくれ、これまでで一番人通りがある会場前、かえって沖電気にとってはみっともない状況になりました。

会場は最大480席の会場、株主席は300程。満杯。

いつもながら、議長発言に「了解!」と叫び、議事打ち切り動議など採決に一斉に手を挙げる「会社動員株主」が大半。

今回はその女性や年配者の動員が目立った。

私の発言は以下のとおりだが、会社は今年も「目的事項ではないから答えない」作戦できた。

すぐ次の株主に発言させれば、マイクも持ち込ませていないから、排除しなくても、切り抜けられると考えたのだろう。

私はとっさに「答えて下さいコール作戦」を取った。「質問に答えて下さい。」と肉声で大声で連呼するのだ。警備員は排除する命令を受けていないから動かない。

私は、その後の審議を大急ぎで終えて裁決を取り、役員がそそくさと退場するまで「答えて下さい」を続けた。

会社は混乱のなかでひたすら採決を繰り返し総会を終わらせる。

結局 2003年の総会 「社長敵前逃亡状態」と同じになってしまった。

会社は相当お金使ったと思うが無能さをさらけ出しただけだった。

ご支援の皆さんありがとうございました。

映像、写真は順次掲載します。とりあえずご報告まで。

07.6.26 2007総会 田中発言音声

 129番の 田中です。5点聞きます。

 私は毎年本総会で、職場の人権侵害について、具体的な職場名や個人名まであげて指摘してきました。

 今、ある人の机の後ろを通る者がみんな咳をする。一日何十人も咳をする。この話を聞いたとき私も本人の被害妄想かと思ったが、そうではない。他の会社でもはやっている巧妙ないじめの手口だと分かりました。

 これについて、そこに座っている榎本博常務が深く関わっているという情報があります。

 このような、政治的な差別の他に派遣労働者や中途入社者に対して陰湿ないじめが、特に八王子で多発しているという報告がある。
 
 私は人権侵害の有無について、どのような調査をどの程度の頻度でしたか、という質問を去年しました。 再度聞きたいと思います。

2点目。 沖電気の談合に関する裁判。

 昨年12月、大分地裁は沖電気の談合について、由布市に対し沖電気に4490万円の損害賠償請求することを命じています。すなわち沖電気が談合という犯罪を行ったことを裁判所が認めたという事です。

 沖電気が控訴していますが、会社が嘘の上塗りを重ね、全く反省していないということを世間に示しているように見える。
 最高裁で負けたらこの事態を誰がどう責任を取るのか。

  この談合の有無について、どのような社内調査をしたか、再度聞きます。これが2点目。

 昨年、私のこの二つの質問に目的事項ではないとして答弁を拒否したあげく、私を暴力でたたき出した。この行為を今でも正当だと思っているのか。これが3点目。

 次は、近年本総会は毎年大混乱になる。私が張本人と言いたいだろうが、私は株主として議長の回答を求めているだけです。
 
 今までの混乱は全部議長の答弁拒否と退場命令で起きている。

 こんな株主総会やっているのは、世界中でここだけです。それがマスコミやインターネットで報道され、経営者に問題解決能力がないということを世間に示し、株価低迷の原因にもなっていると考えられる。

 今年も退場命令を出し暴力排除をやるつもりか。これが4点目。

 それから、当たり前の株主ならこのような深刻な会社の状況を改めさせようとするはずです。社長の答弁の後、株主の皆さんの意見を聞きたいと思います。

   株主に関連質問を求めて下さい。これが5点目。 以上。