発言Aのポイント
99年の社長答弁「貴重なご意見として伺った」を示して「差別やいじめをなくすべくに何らかの対応を取ったか」との田中の発言に対し、社長は次のように答えている。
篠塚社長
あのー、企業内のいじめ差別のお話でございますけれども、あのー、私自身、あのー、当然の事でございますけども、社内でのいじめ差別はないとさせていただいているというふうに、あのー、言い切っております。あのー、
私の基本的な、あのー、スタンスであります。以上ご回答申しあげます。
職場の差別が続いていることは、友人から聞いて知っていた。
昨年の答弁を聞いて「少しは、何か改善の姿勢を示すかな、やらないだろうな」という半信半疑であった。
昨年の答弁が、その場逃れのものであった事がはっきりした。「差別はない」とするのが会社の「スタンス」なのである。
発言Bのポイント
「株主総会の期日は、意図的に他社と同じ日にしているのではない」という実に見え透いた嘘の答弁を行っている。
田中哲朗
・・・という事が、先ほどの提案者からされている質問の内容であります。これは社長は答えなければならない。(他社と同じ日に株主総会をする理由)
それから、関連質問なんですけど。株主総会の通知に関してなんですけどね。いつ総会が行われるかに付いての通知というのは、商法では「2週間前に通知する」ということになってますね。
しかしそれは、2週間前にすればいいというのではなくて、遅くとも2週間前までにしなければならないという意味で、もっと早くしてくれたほうが、一般の株主が出席するには都合がいいわけです。
よほど暇な人でない限り、2週間前に、「さあ、この日に会議がありますよ」といわれて、それに出ようとすると、なんらかの都合を付けなければならない。だから、それをもっと早く通知するつもりがあるかどうか、出来れば3月末以前にですね。年度末以前に通知して頂きたいけども、それをするつもりが、あるかないか、ないとするとその理由は何か、関連質問として質問したいと思います。
沖電気社長 篠塚勝正
ご着席下さい。
あのー、次回の株主総会は先ほど申し上げたとおりでありまが、今回の株主総会につきましても、そのー、同業他社と調整したとか、そういうことではすべてございません。
私どもも、決算をし、皆様方にご報告しますためには、それなりの内容をきちっと整斉とスケジュールどおりこなしていかなければいけない。そうして今回そいうふうにさせていただいておるわけであります。
田中
偶然だちゅうわけか。なんちゅうまあ見え透いたうそをつくんでしょうねえ。困ったもんですねえ。