1999年株主総会。

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ポイント

この年社長が篠塚に替わった事を受けて、ほめ殺し作戦を行った。

「この間、社会貢献のためのボランティアなど、評価しても良いのではと考えられる側面も会社の中に見られるようだ。

新聞によると社長は若手は上司にノーと言えと発破をかけた。これらは、評価に値する」

と持ち上げた後で、

「また、私がこれまで指摘し続けてきた差別やいじめの実体が若干緩和され手来ているように見える。しかし、未だに、不当な差別、人事管理が行われている。

篠塚社長はこの問題を解決出来る能力の有る人間だと信じたい。

だから差別を改める姿勢を示して欲しいとせまった。

これに対し、社長は「貴重なご意見として参考にしたい」と答えている。

この発言は私が、指摘している、職場に差別が存在することを認めていることになるのだが、その場だけしのげればよいという答弁であったことは、2000年総会で証明されている。

田中

 これまでは、沖電気の職場にありました差別やいじめの実状を挙げて、一つ一つあげつらいまして、厳しく批判するようなことをやってきたわけで有りますが、今回あえてそれを申し上げないで、これから、篠塚社長が、私が申し上げておりますようなことが、完璧でなくても良いと思います。

 ただ方向だけでも示してもらう。

 なるべく誰が見ても、これはなるほど平等だなと。

 これは明らかに不自然な扱いを受けているというような人が存在しないような方向に頑張って頂ければ、私も私なりの配慮をしながら沖電気と付き合って行きたいと思っております。以上です。

ご静聴ありがとうございました。

 (一般株主から拍手)

篠塚社長答弁

 どうもありがとうございました。あのー

 ただいまのお話、あのー、内容の判断は私がさせてもらってよろしいでしょうか。

田中

 ええいいですよ。

篠塚社長

 是非貴重な御意見として承らせて頂きたいと思います。あのー、すべてお答え出来るかと言うことはあろうかと思いますが、あのー、貴重なご意見として。

  また、一部過分におほめを頂きましてありがたいと思っておりますが、

ご意見として参考にさせて頂きます。どうもありがとうございました。

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