2005年10月29日

3週間前に知り合ったモルモン教の宣教師Mrマタフィス(22才)とMrモーア(19才)が来てくれました。

モルモン教の宣教師は非常にまじめな青年が多く、彼らは私の話を良く聞いてくれます。

私も彼らの話を聞き、これまで我が家でモルモン教の教典について読み合わせを3回、1時間ずつしました。

私は彼らに

「この教典に書かれていること自体が事実であるとは私は信じない。しかし、いわゆる聖書の中にも、仏教の経典の中にも信じられないことがたくさん書いてある。それが『事実』であるかどうかを吟味することは重要な事ではない。

その根底にあるもの、あるべきものを読みとるべきだ。全ての宗教に共通のもの、全ての人の苦しみを取り除こうとすること、がそこにはあるはずだ。」

「神や仏に従うものは、常に社会の事象に関心を持ち、神や仏の意志に反する行為が権力者によって行なわれ、民衆が苦しめられていると判断したときには、闘わなければならない。」

「宗教指導者が歴史の中で繰り返してきた最も危険な言葉は『この教団を反映させることが人々を救済するために最も重要な事だ。そのためには多少の犠牲は受け入れなければならない。』である。

政治家や、労働運動、市民運動など、全ての『組織』の指導者がこの言葉を吐くとき、その組織は既に当初の目的からはずれた活動を行っていることが多い。」

「全ての宗教の指導者は神や仏の言葉を語ろうとする。しかし、いつか自分の欲望を神や仏の言葉として語るときが来る。私があなた達に求めることは、その時にそれを見抜き、指摘出来る人であって欲しいという事だ。」

などと話しています。

英語の勉強にはなるし、日本社会の理不尽を外国に知らしめる一旦になると思います。

Mrモーアは自転車競技「ダウンヒル」の選手だったのでその時のヘルメットを使っているそうです。

彼らが買ってきてくれた肉まん。

モルモン教徒はコーヒーやお茶は飲めないのでココアでもてなしました。

そのほか上田さん、長橋さん、森田さんが来てくれました。

有り難うございました。

その他

小学校6年の息子さんにギターを習わせたいというご婦人が来て、1999年の朝日新聞の私の記事を読んでずっと気になっていたという事でした。

このほかに、圏央道反対運動に関わっている人が通りかかって立ち話をしていきました。

小雨がぱらつきましたが何とかお天気は持ちました。

今日は警察の介入はありませんでした。

しかし長橋さんによると、3時少し前、白い自転車に乗った警官が沖電気の警備室に入っていったそうです。

沖電気からせっつかれた警察が、いつか何か言ってくる可能性はあると思っています。