2010年11月29日



午前中に二宮さんが自転車で来てくれた。

最近改めて感じている権力の理不尽の話しをした。
最近読んだ「沈まぬ太陽」、多くの人が読んだ。小説ではあるが事実が含まれている。理不尽な組合差別。企業と役人、マスコミとの癒着。
それを読んだ人がそれらを正そうとしたのか、腹立たしいと話した。


 二宮さんは、小2の娘さんが中学高校くらいになって、これまで親や学校から習ってきたこと、正直であることが良いことで、正義は守られなくてはならない等、良識や常識、それらが嘘だと分かったとき、どう説明すればいいのかと悩んでいると言われた。
私はそれが最近分かったと言って笑った。



青臭いとか、若者の考えだとかで片づけるのではなく

ずるい者が得をすることを許さない。限られたものだけが得をすることを許さない。
特に、企業や役人や政治家など、権力を持ったものが。



建前と現実が違いすぎている。平和を標榜する国際社会に国家の機密などというものの存在自体が本来あるべき姿ではない。
建前に反する行いの結果が悪いことを今の現実、世界情勢が示している。
これらを正そうとする姿勢をもって、優しい世界を目指すべきだと話した。


二宮さんグァテマラでコンピューター関係の仕事をされた。パソコンに詳しい。ウインドウズなどの様な有料のソフトではなくタダのOSがあるそうだ。マイクロソフトは自社がもうけるために閉鎖的なシステムを作っており、それが発展を妨げているそうだ。
 二宮さんはもっぱらただのソフトで仕事が出来ているそうだ。
リナックスクリエイティブコモンズ  オープンソース オープンオフィスなどという言葉を教わった。
私も使いこなせればいいが、勉強する気力が出るかが問題。



リンゴをたくさんくれた、毎日ヨーグルトと食べるのでありがたい。

ありがとうございました。