2010年12月29日








初参加の龍見さん。友人と埼玉から来てくれた。私のホームページの愛読者とのこと。昨年私のDVDをメールで注文して買ってくれた。
大学でロシア語の勉強をしている。将来日本の伝統芸能文化を紹介する翻訳をしたいそうだ。

黒いケースをお持ちなのでなんですかと聞くと尺八。尺八のサークルで活動しているとのこと。何かやって見せてというと何曲か吹いてくれた。独特の哀愁のある半音の半音くらいの微妙な音程の音色はなかなか聞かせる。

私も子供の頃叔父がやっていたので吹かせてもらったことがある、音は出せると思ったが試してみるとやっと音が出る程度。
一般的なものより長く低音、音が出しづらいようだ。
そこへ秦さんが来てくれた。
僕にも貸して、と吹くと私よりうまい。

そこに上田さんと根津さんが来てくれて初参加の二人は帰られた。

すぐに3時になり高尾駅前で予定していた忘年会。常連の長橋さん、細谷さん、舛田妙子さんが参加してくれた。

二軒目の店でトイレから帰ると上田さんがいない。「若い女の人に連れて行かれて向こうでもててるよ」
中学の教え子だそうだ。問題のある子だったが上田さんのおかげで立ち直ったそうだ。我々の席まで挨拶に来た。「上田先生大好きでした。」
「ツッパリやってたんだって?」というとあははははと笑った。

上田さんは別の中学の時、学校から追い出されそうになっている番長をかばった。その番長は後に土建会社の社長になった。「今の自分があるのは上田先生のおかげだ」と退職していた上田さんを中国など何度も海外旅行に招待した。

 この話は以前にも書いたと思う。改めて教員たるものかくあるべし、と思う。