多摩中版発行;石川中裁判を支える会 連絡先;0426-64-5602田中
ほうせんか8号 多摩版 内容案内

@ 勝利を祝って・・・北海道・九州・大阪からのエール
A 多摩中のその後 人事委員会提訴の情況と都教委処分説明書・市教委通知
B 今、学校で「踏み絵になっているもの」・・・業績評価・自己申告とは

郵送住所;〒190-0022 立川市錦町2-4-22 加藤方 
カンパ振込先 郵便口座00150-7-15453 石川中裁判を支える会

本号では、カットのいくつかをDCI日本支部の許可を得て子どもの権利モニターの機関誌から転載させていただきました。ありがとうございました。


勝利を祝って・・・各地からのエール

                             北海道・九州・大阪

 多摩中での勝利は、根津さん自身の闘いと根津さんを支えて、多摩市教委や都教委に駆けつけてくれた多くの市民、教員の力によるものでした。また、同時に多摩市教委であったことや都庁であったことを発信してくれた様々な方があって、東京の片隅の多摩市でのことが全国に伝わっていきました。こうして、「都庁までは来られないけれど応援したい」という全国の皆様の様々な支援が起こりました。お手紙、電話、ファックス、メールなどを通じて多くの方が激励や抗議の声をあげてくださったことは当局に「全国の目」を意識させ「いいかげんなことはできない」という歯止めになったに違いありません。


 ほうせんか多摩版8号ではこうした全国の支援者から寄せられたメッセージの一部を紹介させていただきます。載せられなかった全国の多くの方々、ごめんなさい。今後とも宜しく。



                               
□■□ 北海道から とりあえず、おめでとうございます! □■□

 「勝利」おめでとうございます。


 私がこの闘いに関わった契機は二つ。一つは、転勤させ、孤立させて攻撃する、「仁義」に反する学校・教育委員会の攻撃への憤り。今ひとつは、私の主戦場、戦後責任の清算に関することです。元「従軍慰安婦」の事実を教材とすることが問題だという発想は差別意識丸出しです。私たちは「戦後責任を清算したと言い得る日本社会の創造」を目的とし、そのため「あらゆる差別に反対」する取り組みを進めています。その観点から、学校・教育委員会の態度は許すことが出来ません。


 連合労働運動は壊滅状態にあり、個々の労働者・少数派労働運動を狙い撃つ体制は着々と進んでいます。狭い縄張り意識にとらわれず、想像力をもって繋がり合い、広範な労働者・市民と共に、個々の闘いを結合して闘っていくことが何よりも重要になっています。


 沖電気闘争・田中哲朗さんの闘いも、根津さんの闘いも、同じベイスの闘いと思います。
微力ですが、今後とも、共に闘う決意を表明し、遠く北海道からのメッセージとします。

    2002年7月23日
            日本の戦後責任を清算するため行動する北海道の会
            事 務 局 次 長    濱  本  正  彦

 ※日本の戦後責任を清算するため行動する北海道の会 
  戦争責任・戦後責任を清算したと言い得る日本社会の実現を目指して運動している市民団体です。具体的には、戦後補償裁判への支援活動、そのための世論喚起のための「歴史的記念日における街頭宣伝活動」などに取り組むとともに、戦前の日本による侵略戦争と植民地支配の歴史から生まれた旧植民地国の方々、とりわけ在日韓国・朝鮮人の方々に対する差別撤廃の運動に取り組んでいます。


 また、「3/1朝鮮独立運動記念集会」「8/15アジア・太平洋戦争犠牲者の市民による追悼の集い」や「12/23天皇誕生日集会」など、様々な定例の取り組みも行っています。


 事務局次長の濱本さんは多摩中問題にいち早く注目してくださり、北海道のいろいろな方に呼びかけてメールやファックスで抗議活動を積極的に展開してくださいました。


 

□■□ 九州から 行方を見つめています □■□

 根津さんと私は面識がない。ただ、「ほうせんか」が転載された「小弥『君が代』処分を考える会」を読むことで勝手に身近な存在に思っているだけだ。


 もし、処分に至る経過がそこに書かれている通りなら(恐らくその通りに思われるのだが)、都教委や八王子市教委、多摩市教委は、中学生が自分のアタマで物事を考えて行動するように成長してもらっては困るという姿勢を公言していることになる。それは彼らにとって、また日本の支配階級にとって極めて困ったことなのだろう。


 根津さんは「指導力不足」とは判定されなかった。当然だ。従軍慰安婦や同性愛を取り上げて男女が共にどう生きていけばいいのか考えさせる授業を展開できる教員は指導力十分である。かなうなら、私の子どもの担任になってもらいたいほどだ。


 しかし都教委は、全国的に広がった支援に対抗するかのように「職務命令違反」で引っかけて減給3カ月の懲戒処分を発令した。テキも、なりふり構っていない。九州からの直接的な支援は限られるが、この裁判と人事委員会の審理の行方を見つめている。
                       (北九州市・林田英明)


※「小弥君が代処分」1979年、福岡県立若松高校の卒業式で一人の音楽教師(小弥信一郎さん)が「君が代」をアレンジ伴奏した。「いい卒業式でした。ありがとう」と校長は彼に声をかけた。しかし、校長の思惑を越えて右翼の教員達によってすでに包囲網は布かれていたのだった。20数年前の北九州で「君が代アレンジによって分限免職」、全国に衝撃が走った。林田さんは「小弥『君が代』処分を考える会」会員。この1年間、「小弥『君が代』処分を考える会」機関誌「君が代処分」(年2回刊)には毎号に多摩中問題を載せてくれました。



□■□ 大阪から  根津さんの闘いを大阪でも引き継ぎたい □■□

 根津さんに大阪で講演をして頂いたのは、市教委が根津さんを「指導力不足等教員」に追い込むために最後の事情聴取を始めていた2月でした。何にも揺るがない毅然とした姿勢、それでいて明るく自然体で都教委・市教委を告発する根津さんの姿が印象的でした。私たちは、決して屈することなく、闘い続け、輪を広げていくことで、一見強大な権力に見える都教委・市教委を挫折に追い込んだことにどれほど勇気づけられたことでしょう。
 東京の後追いをしている大阪でも、卒・入学式での「日の丸・君が代」の「起立」強制だけでなく、音楽の授業での「君が代」強制にまで踏み込みつつあります。これと結びつき「指導力不足等教員」対策、昇任や給与に反映する人事評価システムも制度化され、学校現場はますます窒息状態に陥りつつあります。市教委・校長の攻撃に対して、萎縮して抵抗をやめてしまうのでなく、たとえ少数でも学校の中で起こっている事実を発信し続けること、そして共感する人々と繋がっていくことで、次の展望が開けることを根津さんと支援者の皆さんの闘いから学びました。これからも、共にがんばりましょう。
                                伊賀正浩(大阪) 

※伊賀さんは大阪の教員です。「良心と抵抗」という機  関誌を発行している「ひのきみ人権侵害」市民オンブズパーソンという会の中心になって活躍しています。この2月には根津さんを大阪に呼び寄せて講演会をセットしてくれました。根津さんのことも以下のHPに載せてくれました。
http://member.nifty.ne.jp/eduosk/index.htm


多摩中のその後
人事委員会提訴の情況と都教委処分説明書・市教委通知

・・・不当な処分に抗して・・・

■□■ こんな改善通知が出されています! ■□■

 前号で多摩市教育委員会が校長宛出した「指導力不足等教員と決定しない。しかし改善を要する課題があるから今後、市教委・校長は根津を指導する」旨の通知(3月22日付け)を全文載せました。その時同時に私宛に出されたのが、下記の文書(以下、「改善通知」という)です。


 この改善通知を読むと―。1では、学習指導要領に沿って点検をすると、根津の授業はこんなに問題があると言い、2・3では、生徒の質問にさえ答えられない教員で、一方的な授業しかしない。生徒の気持ちを汲み取った授業ではないと断定しています。


 これを読んで、皆さんはどう感じられたでしょうか。


 根津はこんなにひどい教員だという。それならば、都教委は当初の目的どおり簡単に「指導力不足等教員」に決定できたでしょうに、その根拠も見つけていたでしょうに、どうして決定しなかったのでしょうか。


 先日私の所属する多摩教組多摩(=多摩市内の多摩教組組合員で組織される)で教育長に会いに行きました。改善通知の撤回を求めて、「抗議と質問及び要求」書を手渡してきたのですが、その中で、「改善通知で指摘されていること、特に1について根津はこれをやっていないと判断して挙げたのだろうから、説明をしてほしい」と求めると、教育長は「これをやっていないということではない。一般的な願いだ」との返事。「交渉ではない。私的に会った」と言うから、公式回答ではないとしても、どういうことか?!と思います。


 改善点には、「従軍慰安婦」の一文字もありません。保護者の初めの「苦情」は「従軍慰安婦なんて授業でやるな」だったはずです。「男女共生・従軍慰安婦なんて家庭科の指導要領のどこにある?根津は学習指導要領を逸脱している」と子どもや保護者に吹き込んだ校長とそれを後押しした市教委の反省・訂正の弁は聞かないままに、改善通知からは姿を消しています。今までの経過からすると、改善点の筆頭に、「従軍慰安婦の問題を取り上げるな」と挙げてしかるべきことではないか。市教委・都教委に確固たる信念があるのなら…。そう思います。


 改善通知は、「指導力不足等教員」と決定できなかったいまに及んでなお、あたかも私に非があるかのように取り繕い、都・市教委の「威厳」を保とうとしています。そして、この通知を楯に、私への干渉を続けようとしており、私(たち)は改善通知の撤回を求めていきます。
(根津公子)


発令通知書


(氏名)根津公子
(所属)東京都多摩市立公立学校教員 東京都多摩市立多摩中学校
(発令内容)地方公務員法第29条第1項第1号、第2号及び第3号により
      3月間給料の10分の1を減ずる。
平成14年3月27日
発令権者 東京都教育委員会


別紙 処分説明書より
(処分の理由)
上記の者は、平成6年4月25日、信用失墜行為により、減給10分の1,1月の処分を受け、平成7年9月8日及び平成11年8月30日、信用失墜行為で文書訓告の措置を受けているにもかかわらず、平成13年9月4日(火)、同月5日(水)及び同月6日(木)の3日間、いずれの日においても、東京都多摩市立多摩中学校長から、指導主事の授業参観後の協議会への出席を文書及び口頭で命じられ、毎回校長から出席を促されたにもかかわらず、同会へ3日間とも出席しなかった。 
このことは、地方公務員法第32条に違反するとともに、教育公務員としての職の信用を傷つけ、職全体の不名誉となるものであり、同法第38条に違反する。
よって、上記の処分を行うものである。


13多教学指発第582号
平成14年3月 22日
多摩市立多摩中学校教諭
     根 津 公 子 殿
多摩市教育委員会教育長
   香 川 善 平
今後の教育活動における改善点について(通知)
 東京都教育委員会から、指導力不足等教員の申請及びこれまでの授業観察等の報告に基づき審査した結果、指導力不足等教員の決定には至らないが、今後の教育活動を行う上で改善する必要がある旨通知された。
 ついては、下記の点を改善するよう通知します。


1 学習指導について
(1) 学習指導要領に則して3年間を見通した年間指導計画を作成し、教科書を使用して基礎基本の内容について指導を行うこと。
(2) 中学校3年間の指導で現行の「保育」領域(「家庭と家庭生活」の内容)について
    指導を行うこと.
(3)「被服」領域では、「生活の自立と衣食住」において「衣服の選択と手入れ」の項
    目を含めること。
(4) 「食物」の授業では、学習指導要領の趣旨を踏まえ、中学生の栄養に関する基礎的な知識を日常生活に関連付けることと1日分程度の食事を整えることができることをねらいとすること。
(5) 調理実習では、中学生に必要な栄養を満たす1日分の献立を踏まえ、日常生活で実践できるようにすること。

  2 指導方法について
(1) 生徒の質問に対し、根拠の不明確な答えや曖昧な返事をせず、その場で答えられない場合には、後日回答する旨を生徒に告げ、生徒が正しい知識を得られるようにすること。

(2) 生徒の意見や反応を授業に生かす指導を心がけ、一方的な指導をしないこと。
(3) 教科書以外に教材を使用する場合は、事前に校長の許可を得ること。
  3 生徒指導などについて                          
(1) 生徒理解に心がけ、生徒の心情を理解し、心の内面に届く指導に心がけること。
(2) 生徒が、授業に集中できるよう常に全体を掌握し、声をかけたり注意をしたりするなど、その場の状況を踏まえ適時性ある指導を行うこと。

4 授業及び指導について
(1)前記の各事項の改善を検証するため、今後も引続き校長及び多摩市教育委員会並びに校長より指示を受けたものによる授業観察を実施する。
(2)前記の各事項について改善が成されていることを、毎時間の授業を通して明確に示すこと。
(3)授業観察終了後には指導の会を設定するので必ず出席をし、指導を受けること。
(4)指導計画の作成及び授業においては、校長及び多摩市教育委員会の指導を受け、その指導に基づき改善を行うこと。



□■□ その他、根津公子さんからいくつかの報告 □■□

◆2001年4月の校長報告書の件
 昨年4月、市教委が事情聴取を始める際のこと。通常は校長から報告書が上がって事情聴取をすることになるが、校長に質すと「あげていない」と言った。一方、市教委に質すと、その答えはコロコロと変わっていった。4月24日には「3月の30か31日に。文書・メモではないようだ」と言い、5月2日には「4月1日から20日の間にメモを校長から受けた」となり、5月9日には「メモで4月10日に」となった。私は、情報公開制度を使ってこれを開示請求したのだが、「開示しない」という決定。すぐに不服審査請求をしたところ、1年経ってやっと開示された。その報告書を見ると日付は「4月6日」と記されている。・・・・?!もちろん発番も押印もない。内容は嘘で粉飾されている。校長は推敲したのかしないのか、途中で主語が変わっているような陳腐なものである。「校長の指示・命令は検討するまでもなく、全部正しい」などと評価する教委は、この報告書をどのように読んだのであろうか。報告書については、別の機会に明らかにしたい。


 この報告書のタイトルは「質問に対する回答」となっていた。ということは、この回答の前提となる質問書があるはずである。今度は私はそれを開示請求した。しかし、口頭による質問だとして「不存在」との決定書が送られてきた。

◆人事委員会審理の件
私が5月10日に不服申し立てたことに対し、7月末に都教委から答弁書が送られてきた。上記校長の報告書と同じく、答弁書には事実をめぐっても反論せねばならないことがいっぱい。反論書を只今作成中です。9月初め人事委員会に提出します。

◆私は元気です。

■■ 通知(本誌五ページ参照)の問題点 ■■(編集部文責)

手続き上
@ 行政機関の長である教育長が教諭に対して、いかなる権限をもって教育内容について口出しできるものであろうか。
A 都教委が改善の必要がある旨・・・その通知を本人に直接示さないのはなぜ?なぜ市教委が通知を出すのか。公開はできるか。職員には非公開か?

1 学習指導内容について
◆1―(1)3年間を見通した計画は持っている。教科書の使用の方法については教諭に任されるもの。
◆1―(2)「保育」領域は旧学習指導要領では選択制であるから教委の不勉強としか言い様がない。(2002年度から新指導要領)
◆1―(3)「衣服の選択と手入れ」は入っている。
◆1―(4)、(5)ともにやっている。

2 指導方法について
◆2―(1)、(2)当然である。何処でそうでなかったか事実を挙げて指摘するべきで、大変無責任な書き振りである。
◆ 2―(3)不必要。多くの教諭は日常的に手作りの教材を開発し、使用している。

3 生徒指導について
◆こうしたことに100%はない。
しかし、つねに根津さんがこのような努力をしてきたのは周囲の教員が一致して認めることである。むしろよく生徒を理解して、声かけしていると言っていい。そうした生徒と根津さんの間に楔を打ち込もうとしてきたのは誰なのか。校長や市教委ではないか。

4 今後の授業及び指導について
◆授業観察とはどういう資格をもって行えるものなのか。そんなに簡単に授業観察が許されるものではない。教育活動を妨害した張本人たちが責任もとらず、謝罪もせず、反省も明らかにせずに教室に踏み込むということは、かえって授業に圧迫を与えて妨害しようとしているとしか考えられない。

◆前島校長、及び多摩市教委は、根津さんに対して謝罪と反省を明らかにし、責任をとるべきである。今回のことで、「指導力不足教員等要項」というシステムが校長に従わない教員追い出しに使われているということが明らかになった。

東京の教育は今!人事考課制度
教師の悲鳴が聞こえますか?がんじがらめから生まれるのは何?


■■ ますますエスカレートする都教委 
「指導力不足等教員等への対応に関する指針」を発表 ■■

都教委は先日、「指導力不足等教員等への対応に関する指針」を出した。従来の要綱に加え、この指針に照らし合わせて校長は「指導力不足等教員」を申請せよというものらしい。指針には、「指導を適切に行うことができない教員の具体例」として80数項目を挙げている。この項目のいくつかにかからない人はまずいないだろうもので、引っ掛けようとすれば誰をも引っ掛けられるものである。さらに、「上司の指示や指導・決定事項を無視し、勝手な行動をとる」「私事優先で権利の行使に腐心する」という項目を見れば、狙いははっきりしている。


今、学校で「踏み絵になっているもの」
――業績評価・自己申告とは――

 「人らしく生きよう」、 当たり前のこととして使ってきた言葉だったのに、こんなにも重く難しい言葉だったかと日々思う学校現場の今日この頃・・・。校長自らが言うように「日ごろはみんなで協力し合ってやっています。緊張関係が生じるのは、卒業式・入学式の話し合いの時だけです。」と年に一度は権力関係があらわになるのが今まででした。(もちろん知能テスト等をめぐってやその他学校・地域事情によって異なるが)ところが、最近は日常的に緊張関係が充満している。加速度的にひどくなるこの事態に恐怖すら覚えます。


もちろん、管理強化の攻撃は、日の丸君が代の実施を軸に徐々に推し進められてきていました。でも、校長の口から「わかりません」「校長自身知らされていない」「校長が決めるとなっていても上からの命令と同じです」「上からの指示は従わないわけにはいきません。意見をいうなんてとてもできない。」等々あきれる言葉が職員会議で頻繁に登場するようになったのは、今年です。どこかの法廷で誰かが陳述している言葉とあまりにも似ていませんか?あまりの言葉に「校長先生御自身がそんなことを明言していいのですか」と言うと、「必ず上から調査実態報告を求められ、厳しく追及されるから校長に決定権なんか実質的にはない。これは事実ですから」と。
「私に責任はない」と居直るだけ。


有事立法ー戦争の出来る国作りー戦争をする人作り


@ 国旗国歌法案の強行実施、

A管理運営規則の改悪(一番偉いのは誰だと思っているの
かね。校長先生でしょう。校長の意志に従わないなんてとんでもないことだという文言を教育委員会が頻繁に口にし出した。また校長が捺印したプリント以外は認めないと言いだし、職員会議は、上意下達の場に変質し始めた。)、

B人事考課(自己申告書を出させ、授業を観察し、面談をし、本人に開示することなく5段階評定をする。異動や賃金に影響大)からぐんぐん変わり始めました。昨年は、

C勤務時間の改悪で、実質9時間労働が生じ、

D今年は、授業ではなく管理のために週案形式を統一し、提出も強制してきたのです。

 そして夏休みも原則学校勤務、パワーアップ研修(強制的な)となり、自由意志の研修は難しい事態に至っています。超過勤務が日常化し、年休も取りづらく、たくさんの問題を抱えての心身の疲労を夏休みで癒し、リフレッシュし、2学期に向けての英気を養い、民間の研究会に参加する貴重な時間だったのに・・・・・。


今年は、新学習指導要領本格実施の年です。学校週5日制は、ゆとりどころか4時近くまで授業があり、みんなでへとへと。その上校長は「あれしろこれしろ、お願いという命令です。従わなければ不利です。給料や異動で不利です。」と教師を脅して従わせようとする。突然、仕組まれた指導力不足教員の申告や担任外し攻撃が襲う。反対意見もだんだんつぶやき文句になり、いつの間にか黙って従うようになる。


 意に反したことをやらされ続けると、人はますます被支配の闇に落ちる。
更に道徳教育の地域公開、学校評議会、心のノートと次々に国家忠誠上意下達の精神を踏み絵として突きつけてくる。その中で何を支柱に踏みとどまるか一人一人が問われています。
           (Y・S)


支える会事務局よりのお誘い
 
石川中裁判を支える会では毎月第2木曜日の夜、19時から定例会を行っています。場所は立川辺りが多いです。毎回でなくても結構です。どうぞご出席ください。なおその前に、事務局の誰かに場所をお尋ねください。