2000.03.02
■広島の公立高校
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国歌・国旗実施 2年連続100%

 平成十年に文部省(当時)から是正指導を受けた広島県の公立高校百四校で一日、卒業式が行われ、すべての学校で国旗掲揚・国歌斉唱が実施された。国旗・国歌ともに一〇〇%実施は昨年に続き二年連続。
 県教委は、国旗掲揚について「望ましい」とした正面掲揚が「多くの学校で行われた」と総括。

 起立して臨むことを目標とした国歌斉唱は、「全教職員が座ったままの学校はなく、多くの学校で教職員全員が起立した」とした。

 斉唱時に着席していた教職員について、県教委は処分も視野に厳正な対処をする方針。


2000.03.02
■世羅高も全教員起立
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 日の丸・君が代問題で悩んだ校長が自殺した広島県立世羅高校でも一日、卒業式が行われ、君が代斉唱の際、すべての教職員が起立した。
 同校では午前十時すぎ、式が始まり、教職員、生徒とも全員が起立。昨年まで三脚に立て掛けられていた日の丸は、初めてステージ正面に掲げられた。

2001.03.08

■教科書問題「国定でなく検定」
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首相、韓国「特使」に不介入言明

 森喜朗首相は八日午前、韓国の金鍾泌・韓日議員連盟会長(連立^党・自由民主連合名誉総裁、元首相)と首相官邸で会談した。金氏は中学歴史教科書の検定問題をめぐって「現在の良好な日韓関係に悪影響を及ぼさないようお願いする。内政干渉するつもりはないが、私たちの話を聞いてほしい」と述べ、日本政府の配慮を求めた。
 これに対し、森首相は「日本の教科書は中国や韓国のような国定教科書ではなく、検定だ」と説明。そのうえで「文部科学省の教科用図書検定調査審議会で検定基準に従って厳正に手続きが行われている」と語り、政治介入は行わないとの見解を示した。

 韓国政府は日本の歴史教科書検定をめぐり、李廷彬外交通商相が二月二十八日、日本の寺田輝介駐韓国大使に対して懸念を表明、韓国国会でも非難決議を採択している。金氏はこうした韓国国内の状況を踏まえ事実上の韓国政府特使として来日したもので、八日午後には河野洋平外相、中曽根康弘元首相とも会談する。

2001年3月8日 産経新聞 ホームページより

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