三多摩・カサナグの会から緊急のお知らせです。
本日(3月4日)KPD(全国左派大衆組織)のミーティングがマニラで開催されていましたが、参加者25名程度の活動家が逮捕されました。
その中に私たちのカウンターパートナーであるアンバ・バーラから参加していた書記長のエミリーとレニーという2名が含まれています。
現在、彼女たちは分断されエミリーは軍関係の施設に収監されているそうです。今、判明している事実はこれだけで詳細は不明です。この間、大統領選挙及び地方選挙を前にフィリピンは不穏な状況が続いており、2月から本日まで18名が殺されています。
その中には元活動家で弁護士をしており立候補していた関係者の女性もいます。
しかし、ほとんどがメディアに載りません。2000年に12名が逮捕された事件は記憶に新しいことですが、その際は3週間ほどで莫大な保釈金を必死でかき集めて払い、解放されましたが、今度はどうなるのか「反グローバリーゼーション」を掲げ、貧しい人々のため、身を粉にして昼夜を問わず活動に携わり、そして人間としての尊厳をかけて闘う彼女たちへの不当弾圧に心から憤りを覚えます。エミリーたちがどのように扱われているか、とても心配でたまりません。拷問など受けなければいいのですが、、、。フィリピンでは人の命が本当に信じられない程軽いのです。
取り急ぎ、お知らせまで。
三多摩カサナグの会 長橋
カンパの送り先 郵便振替番号 00120-7-708783
三多摩・カサナグの会
数年前に私もフィリピンを訪れエミリーたちと楽しく交流しました。ほとんどが20代の女性です。
テント村の仲間は拘留されていますが殺されることはありません。
しかし、フィリピンでは殺されない保証がありません。
日本もうっかりすると、言論を理由に殺される時代に逆戻りしかねない状況です。
フィリピンの仲間を殺させるな!
わたしからもカンパを呼びかけます。
2004年3月5日 田中哲朗