好戦的愛国主義について
私の主張へ

私がこの言葉を教わった相手はアメリカ人女性ジェンだった。
当時まだ20代。

英語でJingoism. ジンゴ ジンゴイズム。 

自国の国旗を振り回して他国に対する敵愾心をあおる「自称愛国者」。どこの国にも居るらしい。



問題解決の為に共存の方法を模索するのではなく相手を非難し自国の権利のみを主張する。

慈愛、友愛、知性、理性、謙虚、このような言葉、発想はその主張から消え失せすべて憎しみに集約される。

相手の国の好戦的愛国主義者と衝突し、その最悪の結果は戦争であることが予測できてもそれをいとわない。


戦争の結果、必ず双方の人命が失われる。その家族の悲しみはいかばかりのものか。
それと引き替えに得ようとしたものはそれよりも大事なものなのか。

「愛国」と自称しているが結果は国を滅ぼす。人を不幸にする。



YaHoo ニュースより。
「尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件に抗議する大規模な反日デモが起き、参加者の一部が暴徒化して日本料理店などを襲撃した。前日に3都市で起きた反日デモは「官製デモ」との指摘も出ているが、参加者の暴徒化や他都市への飛び火は当局も想定していなかったとみられ、事態の沈静化を急いでいる模様だ。」

「16日の反日デモは、東京の中国大使館前で行われた中国への抗議デモに対抗したもので、中国指導部も日本の対中強硬論に不満を表明するために内陸部でのみ実施を容認したとの見方が強い。」



中国が自国のジンゴをあおっている?

国についての私の構想

人は共通の敵を憎むことで団結心が生まれそれは快感を伴う。組織を強化したいときこれが利用される。政治組織でも宗教団体でも。労働運動、市民運動でさえも。

 
アグレッシブドライバーがバスを運転している。道を譲らず、他車を挑発する。クラッシュして死傷者が出ると言うことは決まっている。「あいつらが悪い。」


2010年10月18日