2009年ビデオ裁判 和解調書

答弁書

6月1日の裁判。

北野さんが傍聴に来てくれていたが、「傍聴者は入れません。」と出された。会社の担当がいたので「あの人は?」と言うとその人も出された。会社弁護士2名、裁判官、対私。

 思い出して見ると昨年の裁判の時は会社担当が2名その場にいた。四対一だった。なんだかいい加減な気がする。

私が「ビデオを自分でもちこむつもりはない。」と言うと、「それが間違いないなら和解ということにしましょうか。」と裁判官が言い出した。以下やりとり。

「去年だって持ち込んでいない。今年も持ち込む必要もメリットもない」(自分で自分を写せないし)

会社弁護士「メガホンを作ったではないか。」

「持ち込んだのは紙だ。議案書丸めたって同じことだ。」

裁判官「確かに何かを持ち込むなという裁判ですから。」

会社弁護士「支援者同調者の人にも持ち込ませないようにして欲しい。」

「 誰が対象者なのか明確にするべきだろう。私には支援者同調者の組織などない。会場で私の発言を聞いて同調する人もいる。他の人のことまで責任を持てない。」

「支援者はホームページの写真に写っているではないか。」(よく見てるのねー)

「その場で私に共感して写真に入る人だっている。とにかく私が誰かに持ち込んでくれと依頼することはしない。」

「じゃあ、手荷物検査を受けてくれますか」

「そんな必要がなぜあるか。私が持ち込まないと言ったら持ち込まない。信用すればいいだろう。沖電気はしょっちゅう嘘をつくが私は付かないことはだれでも知っている。」

「じゃあ手荷物を見せますか」

「私は持ち込まないのだから見たければ見ればいいだろう。しかし見せることを約束するまで卑屈になる気はない。」

裁判官「もし持っていた場合は受付に預けるということではどうか」

「そんな卑屈になる必要はない。それだったら和解は結構です。」

では「見せても構わないと言っていた」と「調書」にだけ書き、和解条項には入れないということで妥協した。

裁判官の調書に残すだけで一般の人の目に触れないと言っていたが審尋調書となるとちょっと違う気がする。

まあいいか。

 他の人が勝手に持ちこむ分には私の預かり知らぬ事。もちろん携帯は対象になっていないから持込自由。また「持ち込む」ことだけが対象で撮影することが問題になっていない。(ここが沖の抜けたところ。他人が持ち込んだもので私が撮影してもOKということになる。)

 今年も答弁拒否すればもちろん追求する。金かけて裁判起こして、総会はこの10年毎年大混乱。

 このことからも沖電気の経営陣に問題解決能力がないことが明確。

 私が他の会社の経営者だったら大事な仕事は一緒にやりたくない。

どうせ決定を出されても負けることは分かっている。曲がりなりにも現状の「株主総会闘争」の中で裁判所に和解を出させた。ある意味、裁判所が現在の私の株主総会での闘い方を追認したとも言える。(裁判官は法に触れる事実を知ったら、すすんでそれをたださなければならないのだから。)

 よしとしよう。

 

  2009年6月3日