オキセミの労組が「全員投票」をするそうだ。
会社からの提案は700名の人員削減。
本社機能を八王子から宮崎に移転。
八王子に残る人は少数で、多くは宮崎や新横浜に移転。
という内容らしい。
これに対して組合は
退職強要はするな。退職の条件を引き上げろ。という交渉を会社と行う。
「退職餞別金」を組合から15万円くらい支給する。
だからそれに信任の投票をしてくれ、というものらしい。
なさけない。
八王子が分社化される時の説明は、「労働条件等、これまでと何も変わらない」だったはずだ。
多くが解雇され、転居を余儀なくされるとはとんでもないことだ。
私は昨年の株主総会で、「ロームに売り渡せば煮て食おうが焼いて食おうがロームの勝手になる。無責任きわまりない。断固反対だ。」と発言した。その通りになった。
そもそも、労働組合が組合としての責任を果たす為には、分社化提案にその存在意義をかけて反対しなければならなかった。
しかし、1980年以来会社の手先となった御用労働組合にはそれを望むすべもない。
今からでも組合は心を入れ替え、この合理化に反対して闘うべきである。(心を入れ替える為にはメンバーを入れ替えなければならないだろうが)
組合が闘わない場合は、自分の権利を守りたい人は、有志で別組合を作って闘うべきだと思う。
(私は1987年、指名解雇争議が和解し、35名が職場に戻った時、別組合を作るべきだと提案したが受け入れられなかった。当時職場にいた支援者、会社反対派と合わせれば100名を超えたと思う。もしそうしておけば、この20年の彼らに対する会社のしうちは、ここまで酷くは出来なかったと思う。)
手前味噌と思われるだろうが、私には沖電気が私から逃げ出そうとしているように見える。
株主総会で、30年も前にたたき出したはずの平社員から社長が罵倒され、総会は毎年大混乱になる。
指摘していることが事実だから論破して退けることも出来ず、答弁拒否と暴力排除で逃げ回るのみ。他の企業ではあり得ない屈辱的な状況が10年も続いている。
田中のお陰で、談合まで暴かれ、知る人ぞ知るブラック企業として名を売っている。
諸悪の根元は田中がいつも指摘する「八王子」だ。だからこれを切り捨てれば田中との縁も切れる。だからロームと結託して(この部分には確信はないが)八王子を消滅させようと考えた。と見えてしまうのである。
もちろん経営難もあるだろう。しかし、八王子を切り捨てる決断をさせる背景に、この感情が働かなかったと根拠を示して言うことは出来ないだろう。
私の友人に対する嫌がらせは、今にいたっても続いている。それらに荷担して会社に忠誠心を示してきた人達も、今、苦慮しているのだろう。
自分さえ良ければ差別やいじめに荷担したり、無視したりしても良いのだ、という発想の企業や労働組合に(大半がそう見える。だから不幸が生まれ続ける)起きうる結末は、ろくなものではないのだと思う。
情けは人の為ならず。理不尽、非道は結局自分に返ってくる。
私は状況を静観し、取るべき行動を取るのみである。もちろん、今年の株主総会、ロームと沖電気、両方に出席して発言を行う。
私はロームのホームページに「2009年3月期」の株主総会は6月27日と書いてあるのを見て2009年の事だと思いこんでしまった。
ところが「2009年3月期」とは2008年の4月から2009年の3月末までのことで、株主総会は昨年の事のようなのだ。
支援者から「去年はロームと沖と同じ日に総会だった、同じ日だったらどっちに出るか」とメールをもらって気が付いた。
「ロームは早くから総会の日を公表して、おまけに参加しやすい土曜日とはいさぎよい」」と思っていたが、とんでもなかった。
ロームの質問状にも「今年6月27日に開かれる貴社の株主総会に出席する」と書いたのに誰も気付いて指摘してくれなかった。
ということで、沖電気と重なる可能性が高い。
私は早い時期から、もし重なった場合はロームに出て、八王子で未だに続いているいじめ、差別を放置している責任追求をしようと思っていたので、ロームに出る。(沖にも出て、退任する篠塚社長にねぎらいとはなむけの言葉でも贈ろうかと思っていたのに残念だが)
沖の方は支援の皆さんに出て頂く。