射撃についてa
私は子どもの頃から銃や射撃が好きでした。

最近改造拳銃を使った事件が問題になっていますが、私もBB弾を使うおもちゃの銃を持っています。

これを我が家では「ゴキ撃ち銃」と呼んでいます。

ゴキブリが出たら撃つ為に使うからです。

(私が「ゴキだー」と言うと、妻が飛び起きて、殺虫剤片手に、もの凄い勢いで追いかけ回すのを見るのも、楽しみではあるのですが)

(手動単発の安物。2000円しなかったと思う。)

銃の練習は部屋の中が弾で散らからない様にペットボトルの中にティッシュを入れてペットボトルの口を的にして行います。

ティッシュは弾が跳ね返って出てこないためです。

3m離れてこれが出来ると、だいたいゴキブリは殺せます。

(先日蝿が出たので挑戦しましたがさすがに的が小さすぎる)

私は撃ちながら本物の銃でも当たるはずだと思っていました。

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2003年にサンフランシスコに行ったとき町はずれの射撃場に行って初めて拳銃を撃ちました。

弾を買うとその弾にあった好きな銃で撃たせて貰えました。

(息子と2人で6000円ほどで1時間十分楽しめた)

私の息子(当時21才)も行って撃ちましたが技術の差は歴然としていました。

インストラクターは「本当に始めて撃つのか」と私に聞いていました。

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今年の夏オレゴンの友人の家を尋ねたら、彼らは最近射撃を始めたと言うことで町はずれの射撃場に連れて行ってくれました。

(野原の屋外射撃場で射撃する部分だけ屋根がある簡単なもの。ほかに誰もいなかった。奥行き25mほど。その視野の先の400mくらい先の山の中腹に民家が一軒あった。危ないと思う。)

彼らは22口径と36口径の銃を買っていました。

5mほど先に的を貼り付ける鉄の枠が立ててあり、友人達はそこに的の紙をはるので、私が「近すぎないか」と言うと、「案外これが難しいんだよ」と言って撃ち始めました。

(見た目には友人の方が上手そうだが、実際は)

(私の弾は殆ど的の円の中に命中)

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よく本物の銃は発射した反動で銃が跳ね上がるので当たらないと言いますが、これは嘘です。

銃が跳ね上がるのは弾が出た後ですから、引き金を引き終った時に照準が合っていれば弾は目標に当たります。

サンフランシスコでは22口径から45口径まで撃ってみました。

(上の銃が22口径、下の銃が45口径。弾倉の大きさがずいぶん違う。)

(空薬きょうの拡大写真。小さい方が22口径、大きい方が45口径。これだけ大きさが違う。撃った直後はやけどするほど熱い。)

もちろん大口径の銃は反動が大きいけれど同じように当たります。

銃の下手な人は引き金を引くときに力が入って照準がずれるのだと思います。

オレゴンの射撃場の前

(サンフランシスコの射撃場。真ん中はフィリピン系のインストラクター。「防犯」の為いつも腰に拳銃のホルスターを付けていた。)

私の運動の究極の目的は、

「日本が戦争に加担する社会に変わることを阻止すること」

のつもりです。

しかし私自身は武道や射撃が好きで、「戦術」をたて実行することが得意なので、もし軍人だったら「向いている」人なのかもしれません。

人を殺せる人に変われれば、の話ですが。

2005.11.3

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