原発にテロ武力攻撃、何故議論にならない?
原発は地下に とりあえずカバーを 出来ないならすぐ廃止
原発ハルマゲドン音頭
裁判所は「武力攻撃が想定される事態になれば原発を止める」で安全だと考えている。
止まっていれば原発が爆破されても大丈夫?・・・あほか?
2018年4月5日 東芝府中 上野さんから情報提供
やっと出た ミサイル攻撃の恐れ等を理由とする高浜原発運転差止め仮処分
。
原発が北朝鮮のミサイルによる攻撃を受けた場合に甚大な被害が起きて人格権が侵害されるとして、大阪府在住の女性(81)が6日、営業運転中の関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)について、運転の差し止めを求める仮処分を大阪地裁に申し立てた。
2017年7月6日大分地裁に提訴。
それにしても大きなニュースにならない。日本中このニュースで大議論になってしかるべきなのにテレビでこの話題聞いたこと無い。なんでかね〜?
原発訴訟・・なぜ自然災害に限定?・・わざと負けようとしている?
川内原発差止訴訟、住民側抗告が棄却された。
私が不思議でならないのは原発訴訟がなぜ自然災害に限定して原発の危険性を指摘するのかということだ。
私は訴状を見たことがないからそれ以外の指摘がないと確証は持てないが、少なくとも裁判所の判断が示された事実を聞いたことがない。
原発訴訟の目的は原発が地震や津波や火山、自然災害に耐えられるかどうかを検証することではないはず。放射能が撒き散らされるあらゆる危険性の認識によって、原発をなくそうとするもののはずだ。
ベルギーのテロが原発をターゲットにした例を待つまでもない。チェルノブイリ事故は職員のミスによるものとされる。
原発テロの危険性、その結果の悲惨さを指摘している人は少なからず存在する。損害の規模は自然災害による福島の比ではないのだ。それでもマスコミが扱いたがらないのは電力会社とそれとつるんでいる業界の圧力からだとの説明もできるが、反対派の訴訟が敢えてその目的を達成できる方法を取らないのは・・まさか彼らまで取り込まれている?
裁判は最高裁で敗訴すると全く同じ裁判は起こせなくなる。わざと負けようとしているなどと言えば訴訟の当事者は怒るだろう。しかしなぜ自然災害に限定しているのかを合理的に説明して欲しいものだ。
2016.4.7
「正常性バイアス」
「原発に武力攻撃」はいつ起きても不思議ではない国際情勢。起きれば人類が滅亡しかねない。にもかかわらずマスコミも私の周辺にいる人もこのことを話題にしない。反原発運動をしている人さえ・・だ。送られてくる機関紙の類にも取り上げているのを見たことがない。
ベルギーのテロで原発がターゲットになったことは報道されたが、メディアは極力この話題に触れないようにしているように見える。ワイドショーなどでテロは話題にはなるが「原発にテロ」が話題になったのを見たことがない。あったとしてもわずかなのだろう。緘口令が敷かれているか、あるいは自主規制か?
「正常性バイアス」という言葉がある。人間には起こりうる自分にとって致命的な事実を、わざと考えないようにしたり、起きないと思い込もうとする心理が働くのだそうだ。
自分の精神がその重厚に耐えられず崩壊することを防ぐための防御心理なのだそうだ。起きる事態が重大深刻なほどこの心理は強く働くそうだ。世界の大半の人がこの状態にあるのか?
「多数派同調バイアス」という言葉もある。危機的な状況でも周囲の人間がそれに反応していないと自分も安全だと思い込む心理だそうだ。
2003年韓国の地下鉄駅停車中の車両で火災が発生。約200人が死亡した。列車内の写真が公開され世界に衝撃を与えた。車内に煙が充満しつつあり危険な状況だと分かる。 ところが乗客たちは全員が黙って座っている。 何故何百人もの乗客は逃げようとしなかったのか。
目の前の最悪の現実を否定する「正常性バイアス」と、皆が逃げないから大丈夫という「多数派同調バイアス」に支配され正常な判断が出来なかったとされる。「原発に武力攻撃」も世界的規模でこれなのかもしれない。
2016.4.7
ネット上で飛び交っている妄言。原発推進派の手先でないとすればあほすぎて呆れ返るしかない。
そもそも北朝鮮には原発を狙えるほどの命中精度のミサイルはない。中国やロシアのミサイルは、わざわざ原発を狙わなくても威力が大きい。 ミサイル攻撃をされて最悪の場所は首都、東京。韓国の原発が攻撃される事を考えないのか。
原発はゆっくり爆発する超大型核爆弾。各原発には原爆1000発以上分の核燃料、使用済み燃料がある。これがぶっ飛ぶと言うこと。 東京に原爆1パッツ落ちれば半径何キロかは壊滅。こちらは言うまでもなく悲惨だが、原発に落ちたら半径何百キロが壊滅するだろうか。政府はおそろしくて計算したくもないそうだ。 敵は東京(都市)にも原発にも攻撃してくるだろうが1発あたりの被害の大きさは比較にならない。もちろん世界中どの原発に対しても同じ。チェルノブイリや福島とは次元が違うレベルになる。 命中精度がどうのとくだらない希望的観測にすぎない。どれも原発への攻撃を憂慮しなくていい理由にならない。 因みに昔自民党の議員の中でも原発を地下に移そうとする議論があったげな。ところが費用が2倍以上かかることが分かって立ち消えになったげな。 |
2015.8.7
私は7月29日の山本太郎議員の質問の後、朝日新聞を隅々まで見ているが、何処にも政府は原発に弾道ミサイルが直撃した場合の対策はしていない。ことに関する記事がない。
今日8月3日の朝刊、1面には8段抜きで原発事故の避難計画が不十分という記事。連載の「プロメテウスの罠」、社説には川内原発再稼働に懸念する記事、31面にも避難計画がいい加減と指摘する記事。
ところが、原発にミサイルに政府が対応していないことに一言も触れていないのだ。何故だ?これこそが今、国民に知らしめ、政府を追及すべき最重要課題のはず。これより重大なことはありえるはずがない。
朝日に限ったことではない。メディアが大きく取り上げているのを私はしらない。何故だ?参議院で議論中の議員たちが何故騒がない?
日本に限ったことでもなさそうだ。何故だ。説明できる人は説明して欲しい。
唯一考えられるとすれば、原発にミサイル攻撃をすれば被害が甚大すぎて攻撃した方にも放射性物質が来るから、そんなことをするバカは現れないだろうと考えている?ミサイル保有国をさしせまった驚異と考えているのに?だから安保法制のはずなのに?
2015.8.3
2015年7月29日山本太郎議員が質問に立ち、川内原発がミサイル攻撃されたらと言う質問をした。政府答弁、
政府答弁は、「北朝鮮は数百発のミサイルを保有している、核も開発。脅威と考えミサイル攻撃に危機意識を持っている。・・しかし原発に弾道ミサイルが直撃した場合の対策はしていない。」
これはとんでもない答弁だ。ミサイルが飛んでくるかもしれないと思っているが、原発に攻撃されたときのことは考えてない!!!!
絶対に起きてはならないこと。これより重大なことはあり得ないだろう。
山本議員の質問は十分問題点を指摘している。 今まで国会議員の質問に合格点を出したことがない私だが、山本議員の質問は合格点。十分に準備し、相手の、のらくら挑発に乗らず、的確に重要なポイントを押さえた、相手に逃げ場を与えない質問だと言える。見なおした。
私は4年前からこれを強く指摘している。しかしマスコミも国民も反応しない。何か裏が? やっと今・・・。この質問もどれくらい取り上げられるか注目。
山本議員質問全文
動画
https://www.youtube.com/watch?v=3aSqXb7EROo&feature=youtu.be
https://youtu.be/XlC-oyJKSFs
2015.7.31
首相官邸屋上に「ドローン」落下 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150422/k10010056631000.html
「ドローンについて、アメリカの世論調査では、70%以上の人が「規制が必要」と回答し、プライバシーの侵害や事故に対する懸念が高まっていることがうかがえます。」だそうだ。事故じゃなくテロを懸念するだろう普通?それも原発にだろう?
2015.4.22
原発が戦争やテロなどで攻撃を受けた場合の被害予測を、外務省が1984年、極秘に研究していたことが分かった。東京新聞4月8日の記事。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015040802000140.html
その後どこも報道しない。原発を議論する番組の中でさえ誰も触れない。
私は原発にテロを議論しろと4年間言い続けて・・やっと今頃・・・控えめすぎると思う内容だが、それさえ立ち消えになりそうな状況。メディアが反応しない。・・高浜原発差止裁判の中でテロ対策不備を主張していたら・・被告は適切に答えようがないだろうに・・・テロだらけのご時世で無防備状態。世界中アホか?
2015.4.19
フランスの原発の周りに飛行物体のニュース。ほとんど報道されなかった。意図的なものを感じる。
現在の原発に爆弾による攻撃があったらどうなるのか。それに耐えられる構造とは思えない。
北朝鮮は金正恩のパロディ映画を上映すれば9.11を思い起こさせることをすると脅かした。パキスタンタリバンの常軌を逸した大量殺戮。
このような世界情勢で誰かが原発を攻撃する可能性を考えない。その辺にいる人生に悲観した誰かがラジコンヘリに爆弾積んで突っ込ませることだって実現してもちっともおかしくないのに。
大きな力がそれを考えさせないようにしているとしか思えない。それにマスコミ、大衆が乗ってしまっているのが不思議でしようがない。
2014.12.23
原発への攻撃、極秘に被害予測 1984年に外務省
2011年7月31日 ashahi.com の記事 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107300615.html
外務省が1984年、日本国内の原発が攻撃を受けた場合の被害予測を極秘に研究していたことがわかった。原子炉や格納容器が破壊された場合に加え、東京電力福島第一原発の事故と同じ全電源喪失も想定。大量の放射性物質が流出して最大1万8千人が急性死亡するという報告書を作成したが、反原発運動の拡大を恐れて公表しなかった。
欧米諸国は原発テロを想定した研究や訓練を実施しているが、日本政府による原発攻撃シナリオの研究が判明したのは初めて。
81年にイスラエルがイラクの研究用原子炉施設を爆撃した事件を受け、外務省が財団法人日本国際問題研究所(当時の理事長・中川融元国連大使)に想定される原発への攻撃や被害予測の研究を委託。84年2月にまとめたB5判63ページの報告書を朝日新聞が入手した。
報告書は(1)送電線や原発内の電気系統を破壊され、全電源を喪失(2)格納容器が大型爆弾で爆撃され、全電源や冷却機能を喪失(3)命中精度の高い誘導型爆弾で格納容器だけでなく原子炉自体が破壊――の3段階に分けて研究。特定の原発は想定せず、日本の原発周辺の人口分布とよく似た米国の原発安全性評価リポートを参考に、(2)のケースについて放射性物質の放出量を今回の事故の100倍以上大きく想定。様々な気象条件のもとで死者や患者数などの被害予測を算出した。
緊急避難しなければ平均3600人、最大1万8千人が急性死亡すると予測。住めなくなる地域は平均で周囲30キロ圏内、最大で87キロ圏内とした。(3)の場合は「さらに過酷な事態になる恐れが大きい」と記した。
ところが、外務省の担当課長は報告書に「反原発運動への影響を勘案」するとして部外秘扱いにすると明記。50部限定で省内のみに配り、首相官邸や原子力委員会にも提出せず、原発施設の改善や警備の強化に活用されることはなかった。
当時、外務省国際連合局審議官としてかかわった遠藤哲也氏は「報告書はあくまで外務省として参考にしたもので、原子力施設に何か対策を講じたわけではなかった」と話す。外務省軍備管理軍縮課は「調査は委託したが、すでに関連資料はなく、詳しい事情は分からない」としている。二ノ方寿・東工大教授(原子炉安全工学)は「日本では反対運動につながることを恐れ、テロで過酷事故が起こることはあり得ないとされた。攻撃もリスクの一つとして認め、危険性や対策について国民に説明すべきだ」と話す。(鈴木拓也)
この記事の後にも社会は騒然とはならない。反原発運動の中でも取り上げられない・・不思議だ。
浜岡原発が停止される。
近く予想される大地震、津波を予想してのことだそうだ。
しかし他の原発は安全なのか。いまマスコミから聞こえてこないのがテロの標的になることだ。原発にミサイルを撃ち込まれたら?旅客機でつっこまれたら?侵入者に爆弾をしかけれたら?
これらが起きる可能性、確率は無視してよいほど低いか?とうていそうとは思えない。
私は順次原発は廃止すべきだと思うが、すぐにそれが無理ならまず放射性物質の拡散を最小限にとどめるため、すべての原発を地下に移す作業を可及的速やかに実施すべきだと思う。さらに緊急処置として福島原発には冷温停止、事故収束が確認されるまでカバーを掛けるべきと考える。また爆発等があれば拡散し放題を放置している感覚が理解できない。
2011.5.10