津波対策提言

浮き上がる堤防

「浮く地域」の実現を考えていて、これに堤防の機能を積極的に持たせたら良いと考えた。

 海岸からある程度の距離の地域を「缶」のような構造物を並べたようなものにする。缶は浮の役目をするがその上だけでなく中の空間も「地域」として利用する。それぞれの缶は大地にフレキシブル且つ強度を持って接続されている。これらの地域が浮き上がり、水を通過させないことによって津波を食い止める。(津波は缶の底を進み一定の距離(200mくらいか)で大地とつながった構造物で止められる。そのとき先頭の缶は津波の高さにある)

 メンテナンスの為には「缶」はあらかじめ水に満たされた「器」の中に浮いた構造にすることも考えられる。「器」は海につながっていても良い。

 イメージとしては海岸に「浮く地域」という巨大なシートを置き、津波をその下に入れる。

 従来の堤防も高くしたくないところはこの技術を使った構造物で高さを補える。


 2011.5.19




「浮く地域」の構想



 家が浮いて流されている映像を見て思った。いっそ浮く家を造ったらどうか?流れてくるものを防ぐ頑丈な鉄棒を周りに立てる。

 コストはどれくらいか?(アイデアでそれほど高価でない物が可能ではないか?床下に発泡スチロールが敷き詰めてあるイメージ。パイプ、配線は切り離す。)

 絶対安全な海抜の地域にしか家を建てられないのはつらいだろう。
 
 さらには「浮く地域」を作ったらどうか?海上に浮かせたヘリポートもあるようだから可能ではないか? すべてを「浮く地域」に出来なくてもそこに逃げ込めば助かる。

 また「浮く地域」が連続してあれば(全部が繋がっていなくても)津波の力を減衰させる(半堤防)としての効果も期待できる。


 日本すべてを15m以上の堤防で囲むことはむりだろう。堤防と組み合わせれば景観を守ったりメリットがあるのではないか?



ライフジャケット

 津波犠牲者の95%が溺死だそうだ。もしライフジャケットを着用していたならと思う。津波の危険のある地域、施設、家庭にはライフジャケットを備えるべきだと思う。

沈まない車

 
これは簡単に出来ると思う。座席、トランクなどにエアバッグがあり、水が車に入ったとき、ふくらめばよい。すでに存在するかもしれないが。



2011.4.28