2009年7月13日
〒193-0947 八王子市椚田町1214-1-707 電話 042-664-5602 田中哲朗
1 2009年7月8日 、貴社にお電話いたし、社長とお話をしたい旨再三申し上げましたが、広報IR室 野里様より「その問題は事務局で検討中です。」「株主の要望には広報IR室で対応させて頂きます。」とのご返事しか頂けませんでした。その際口頭でお伝えしましたことと、そのときお伝えしなかったことを、まとめてお送りします。
(1)貴社の佐藤社長は株主総会において私の質問に対し「いじめがあればロームの恥でもあるから対応する。」と答弁されたが、今にいたっても私の友人に対する嫌がらせ行為が続いている。これは先延ばしに出来る問題ではない。
(2)この問題にどう対応されるおつもりか、お電話頂きたい。
(3)私の目的は嫌がらせをやめさせることであるから、(私に電話を頂けないとしても)佐藤社長にOKIセミの榎本社長に電話をかけて、嫌がらせをやめさせるよう伝えて頂きたい。
(4)金曜までに私に電話もなく、嫌がらせも続いているのであれば、裁判所にお願いするしか方法がないと判断する。月曜をめどに「ロームの社長はOKIセミのいじめをやめさせ得る立場にあり、やめさせると総会の場で私に約束したのに実行しなかった」として訴えを起こす。
2 7月8日、野里様から「OKIセミに調査するよう連絡しました。」との電話を頂きました。
私は「泥棒に泥棒したかと尋ねて正直に答えると思うか?市民が暴力団から被害を受けている事件に対し、その暴力団に調査を依頼し、被害者から直接聴取せずして問題が解決する訳がない。金曜日に嫌がらせが止まらなければ予定通り提訴する。」とお伝えしました。
3 私の友人からの嫌がらせについての報告では、7日は8件、8日は4件、9日は午前中に4件、嫌がらせがあった。しかし、9日の午後から10日はなかったとのことであります。
これが貴社からのOKIセミへの指導の結果であるかどうかは今後の推移を監察し、貴社からの報告を受けなければ判断出来ませんが、とりあえず、本日予定しておりました提訴は中止致します。
4、 質問状、株主総会での質問でもお伝えしましたが、OKIセミの中では、私の友人に対するものだけではなく、複数の人達に対する差別、人権侵害が続いています。
私の友人は弁理士でありながら、他の人の半分ほどという異常に低い賃金を受け、その能力に見合った仕事を与えられておらず、彼に対する嫌がらせ行為も顕著なことから、分かりやすい例として示したのであります。
彼への嫌がらせ行為が止まったとしても、彼に対する賃金、業務の不当な処遇、また、他の人に対する差別が放置されてよいはずがありません。
これらを改善することは、これら被害者の利益だけではなく、OKIセミの親会社であるロームの利益に関わることと信じております。
5、 これまで私は、指名解雇争議に絡む、「政治的な」差別を問題にして来ました。ところがここ数年、中途入社者や派遣労働者に対する嫌がらせが相当な規模で「八王子」に存在するとの複数の情報を得ています。
中途入社という理由だけで使い走りをさせられたり、嫌がらせなどが部長クラス、本部長クラスという高い地位の者からもされているとのことであります。
その裏にはかっての、労働組合委員長を中心に作られた「非公然組織」が存在し、これが「政治的いじめ」を指導した。これが「中途入社いじめ」などにも関与し、未だに影響力を持っているとの報告があります。
これらが事実とすれば、生半可なことでは実態の解明、改善は出来ないと考えられます。しかしこんな体質を持つ企業が優秀な人材を確保することは困難であり、発展は望めないことは明白であります。
これらのことも念頭に置かれ、調査、改善の対策を講じられることを期待します。