フィリピンのツアーに参加しました。

 2000年7月30日から8月6日まで、カサナグの会のツアーに参加しました。マリベレスなど3カ所でミニコンサートを行いました。

 フィリピンはマニラやマリベレスなど大きな町には電気も水道もありますが、その間の小さなまちでは、まだ水道がなく、買い水をしている地区や、電気がない地区もあります。

 私は中国系の紙工場でピケを行っている争議現場の近くの家に一泊させてもらいました。8畳ほどのコンクリートで囲まれた一部屋だけの家、家具は冷蔵庫(電源がつながっていない)と小さい収納庫と、板で出来た一畳ほどの「ベッド」。このベッドに布をひいて私と妻は寝かせてもらいました。赤ん坊と4才の子供がいる他の家族は、コンクリートの床に、ゴザをしいて寝ていました。恐縮しました。

 マリベレスの工業団地で働く人を組織した「アンババーラ」の事務所でメンバーと交流しました。20代の女性が中心に活動が行われています。みんな生き生きしていました。

    中国系紙製品会社のピケに参加          労働運動のリーダー達と

フランスの国営テレビ局が取材に来ました。

 フランス国内で、ルノーと三菱自動車の提携に反対の動きがあるそうで、それに伴った番組を教育テレビCH5で作ることになったそうです。

 2000年4月29日の門前座り込みにきてもらいました。「人らしく」「いじめ」「一枚のビラ」「大きな橋」の英語バージョンを歌い、経過説明も何とか英語で行いました。これからやりたいと思っている、海外ミニコンサートの練習になったと思います。