警察による交通取り締まりに憤りを感じたことはありませんか。
日本の警察、検察、裁判所を改革しよう。
交通事故は、被害者と加害者、両方の人生を変えてしまいかねない深刻な問題です。
ですから、危険な運転を減らす為の取り締まりはどんどんやって欲しいと思います
。
ところが、とうてい危険な運転を減らすことが目的だとは思えない取り締まりがあります。
広く見通しのよい安全な道で10kmスピードオーバーだとして、切符を切る。全く交通の妨げになっていないし、他に危険を及ぼすとも思えない「駐車違反」車をレッカー移動する。
見通しのよい「一時停止」のそばに隠れていて停止位置がラインを超えたと言って捕まえる。
一方では、繁華街の交通渋滞を起こしている迷惑駐車を放置したり、違反切符を切っているそばを猛スピードで走る車に無関心でいたりします。
本当に交通事故を減らしたいとは思っていない。 取り締まりやすいものだけを取り締まって自分の点数を稼いでいるだけだと批判されてもしかたがない姿勢が見られます。
「違反は違反だから罪を認めて罰金を払え、これが法律だ」警察の言い分に多くの人が泣き寝入りしていると思います。しかしこれは正しくないのです。
警察官職務執行法
には
「この法律に規定する手段は個人の生命、身体及び財産の保護、犯罪の予防を目的として、必要な最小限度において用いるべきものであって、いやしくも、濫用することがあってはならない。」
と書かれています。
この法律によると、取締の目的は「国民の命や財産を守る」ことが目的でなければならないし、必要最小限度でなければならないのです。
取締のための取締であってはならないのです。
あなたの違反が「国民の命や財産」を脅かした程度のものか、考えて下さい。すなわち、全く危険な運転でなかった場合はあなたは罰金を払う必要はありません。
また、 その責務の遂行に当たっては、「不偏不党且つ公平中正を旨」としなければならないとあります。
捕まった人に切符を切っている横を猛スピードで通り過ぎる他の車に知らん顔をしてはならないのです。
また、「公平中正を旨」とすれば、相手が高校生であろうが、大臣であろうが同じ違反には同じ扱いをしなければならないのですが、やっているとは思えませんよね。
1969年8月1日付け警察庁次長通達で、
『交通指導取締りにあたっては、いわゆる点数主義に堕した 検挙のための検挙、あるいは取り締まりやすいものだけを取り締まる、安易な取締りに陥ることをさけるとともに、危険性の少ない軽微な違反に対しては、警告による指導を積極的に行うようにすること』
と交通取締に関する指導がされていることも知っておきましょう。
すなわち、危険の少ない違反には「危ないですよ」と「警告」するだけにしなさい、と指導が出ているのです。
交通取締にあたる多くの警察官が正しい姿勢を持っていない。これは私たち市民が「指導、教育」していかなければならないのだと思います。
私の経験
1999年、交通安全週間に警察のねずみ取りに引っかかりました。100ccのバイクでした。
中央分離帯のある4車線の道路、制限速度が40qの所を60qで走ったという事です。
しかし、ここは見通しも良く、通常、車の流れが60qの所です。「私は危険な運転をしましたか。」とたずねると、警官は、「我々はスピード違反を取り締まっている、あなたは違反をしたから切符を切られるのだ。」と言う。
警察官職務執行法には「この法律に規定する手段は個人の生命、身体及び財産の保護、犯罪の予防を目的として、必要な最小限度において用いるべきものであって、いやしくも、濫用することがあってはならない。」と書かれている。
危険な運転を取り締まるのなら分かるが、単に標識に書かれたスピードを越えたという理由だけで、市民に罰金を払わせるなどの行為は、この法律の精神に反する、市民の理解も得られない、と主張しました。
警官の中で、一番年輩の役職の上そうな者が、「あんたと議論する必要はない」と言うので。「この取り締まりの方法、考え方は違法だ。私はあなた個人を相手として裁判で争う。警察官は地方公務員だからそれが出来る。」と言いました。
さらに、「裁判所から呼び出しがくるが、あんたは職務として行くのか、自分の年休取って行くか考えておいたほうがいいよ」と脅かしました。
若い警官が調書を取ると言うので、漢字の間違いの指摘などをしながら調書作成に協力していると、(ここまで1時間くらい経過した。)
先程の年輩の警官が
「実は田中さん、今、スピード測定器がダンプに踏まれて壊れた。あんたに裁判を起こされるとデーターが正しいことを証明出来ないので、この件はなかったことにしたい。」
。
と言ってきました。
うそにきまっていますが、違法駐車のレッカー移動のやり方も不適切であるから改めるようにと、しばらく抗議してから引き上げました。おかげで私のゴールドカードは守られたのでした。
だれか、「違法取り締まりを許さない市民の会」みたいなもの作りませんか。
ただし、くれぐれも安全運転を心がけましょう。