集団ストーカー行為をはじめとする人権侵害、談合などの犯罪行為を続けるブラック企業沖電気。歴代社長は株主としての私の質問に答弁拒否、暴力排除を繰り返している。
日本企業の経営者の姿勢がいかに理不尽でなさけないものであるかが分かっていただけると思います。
総会に出席を希望される方は、ご自分で株を購入されても結構ですが、私の持ち株を使って出席出来ますので早めに、(2月中までに)お申し出下さい。
結構楽しんでいただけると思います。マスコミの方も歓迎します。
2000年の質問の中で、誰にでもに嘘だと分かる社長の答弁の録音を掲載しましたのでお聞き下さい。「株主総会の期日を他社と横並びにするのは不当である」との追求に答えたものです。
1999年の録音(田中の発言に対し社長が「貴重なご意見として参考にしたい」と述べている)
1997年の録音(総会を録画したビデをを不当に使用したことを知らないと言った社長を「この馬鹿者が!」と怒鳴りつけている)
1996年株主総会の録音(社員株主の威圧的な「了解!」の声、田中発言、ヤジに対する田中の威嚇など).
私は、沖電気の株主として、毎年総会に出席して、発言を続けています。
現在も続いている、職場内の差別やいじめなどの人権侵害を改める事を要求する事が目的です。
しかし、具体的な例を示して追求しているのに、会社側は「そのような事実はない」というものや「質問が総会の趣旨にそわないので答えない」といったもので、まともな答弁はしようとしません。
それでも、私が発言する事の効果はあるようです。
何年か前までは、動員されている社員株主がヤジと怒号で、私の発言を妨害するという事が続いていましたが、ヤジった者に私が詰め寄り、逆に大声で追求するという対応を行っていた為、会社側もかえって総会が混乱していると悟ったのか、最近は社員株主は静かになりました。
これも私が「異様で威圧的な光景だ!」と批判を続けていたため、社員株主が「了解!」「議事進行!」「異議なし!」と声をそろえて叫ぶこともなくなりました。
私の発言は会社役員の目を、現実に向けさせる事に役立っていると思います。
また、社長が解雇した相手に、公衆の面前で、怒鳴りつけられるわけですから、そうとう屈辱的だろうと思います。
しかし、私が指摘していることは、すべて事実であり、取っている行動も合法なのだから、会社も対応の取りようがないのです。
渋々ながら、こちらの指摘を飲んで来ています。
以前は、会社答弁はマイクを使うのに、株主は肉声で発言しなければならないという理不尽なものでした。
これは私が何年か追求して改めさせました。(何度指摘しても改めないので、1998年トラメガを持ち込んだら翌年から改めた。)
今も職場にいる私の友人に対する差別を長年追求してきた甲斐あって、会社が一部差別を改めるという成果もありました。全く仕事を与えてなかった友人に、仕事をさせるようになったのです。
私は長年一人で出席していました。しかし今は、会社側が社員株主を動員する事で、不当な議事運営を続ける事に対抗して、私も支援者の出席を増やしています。2000年は私を含め8名の出席でした。
田中及び、支援者の発言
田中発言
昨年の私の発言に対する社長の「内容の判断は私がさせて貰ってよろしいでしょうか。全部にお答えできるかどうか分かりませんが、是非貴重な御意見として承らせて頂きたいと思います」という答弁を示し、
この発言は、私が指摘した職場内での差別、いじめの問題が事実無根のことではないと理解されたということ、またそれに対し何らかの対応を取るという意思表示をされたと解釈される。
この問題につき、何らかの対応を取ったかの追求。
社長が差別の事実はない、と答えたので、これまでの差別の具体例を列挙。
現在も続くこれら差別をなくすべきだとす提案に対し、採決の要求。
総会の直前に沖電気の社員からの匿名のメールの提示。
「株主総会での田中の発言に、管理職の人間も溜飲を下げている、がんばってほしい」
支援者発言
役員の報酬を開示要求。
身体障害者の雇用率の公表要求、政治献金の公表。
監査役への退職慰労金の見直し要求。
株主総会期日の横並びは不当。
沖電気の中での自殺者の数の把握の有無。
「人権監査室」の設置要求及び室長に田中を推薦するとの提案。
「田中がその役にふさわしいことを示す資料」として亀井静香氏との対談記録の配布。
1998年の株主総会では、私のCDを流したり(文末、昨年の総会参照)、持ち込んだメガホンを使ったり、厳しい追及に成功しました。このあと私の友人(弁理士の資格を持つ)に対する差別が不十分とはいえ緩和されてきました。(十数年にわたって全く仕事を与えられていなかったが、補助的な仕事とはいえ、与えられた。)
これまで、私の闘いを無視する態度を続けてきた会社も、今回の株主総会では以下のように、対応を変えることで対策を立ててきました。
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1,会場の変更。
2,支援者の締め出し。
3,株主用マイクの設置。(昨年は持参したメガホンの使用を強行)
4,社員株主による「バリケード席 」の廃止。(異常だと指摘し続けた)
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会場の変更
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株主総会の会場をこれまでの虎ノ門の本店ではなく、芝浦の別館に変えてきました。会場の広さはやや広くなった程度ですから、本店に比べ人通りが少ないので騒ぎが起きたときに目立たないため、ぐらいしか理由は考えられません。
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支援者の締め出し
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今回は、自分で沖電気の株を購入してくれた秋元さん、指名解雇対象者だった村山さん、今回初参加、昭和シェル労組の伊藤さんの3名の支援者と出席する予定でした。
これまで私の家族名義の株によって支援の人が入場していました。5月に、私が、株主総会議事録を見に本店に行った際、会社は、「定款(会社の規則)に書かれているから、今年から株主本人でなければ代理人として認められない。」と主張してきたのです。前回よほどこたえたと見えます。
私が会場に着くと、20人ほどの「防衛隊」が待ちかまえていました。支援者の入場を阻止するためです。 私達の抗議に対し、「規則だから」と会社側は繰り返すばかりです。
村山さんは、商法に書かれてないこと、これまでの慣例を一方的に破っていること、他の株主には本人かどうか確認していないこと、法人が株主の場合「本人」などあり得ないこと、など理を尽くして抗議しましたが防衛隊はこわばった顔をして黙って道をふさいでいるだけです。
伊藤さんはものすごい剣幕で抗議しながらバリケード突破の体当たりを繰り返しました。ちょっと心配になりましたが、百戦錬磨の昭和シェル労組出身、切れているかに見せて、実は冷静沈着。時間になると、他の争議支援に行くと、
引き上げて行かれました。
私と秋元さんが入場し、村山さんは総会の間中抗議を続けてくれました。
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今回の発言はソフト作戦
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まず、社長が交代したことを受け、この社長が「上司にノーと言える部下であれ。」などと言っていること、沖のボランティア活動、こちらが要求していた株主用マイクを用意したこと、社員株主によるバリケード席がなくなったこと、友人に対する差別が緩和されたこと、などを評価出来る事として挙げました。
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さらに愛社精神という言葉から 、
日本には愛国心がないのは残念である。本当の愛国心というのは天皇や領土を愛することではなく、権力に従順であることでもない。愛国心とは人を愛することである。立場、違いを越えてすべての人を愛し、尊重する心だと思う。
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愛社精神もしかりである。会社のための人ではなく、人のための会社であるはずだ。人を簡単に切り捨てるべきではない。差別やいじめなどあってはならない。日本の自殺者が3万人を越えた。その多くが中高年のサラリーマンである。大人の生き方が子供に影響を与えている。学級崩壊が起き、いじめが絶えない。企業が社会に与えている悪い影響に目を向けなければならない。
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沖の場合、陰湿ないじめは以前に比べれば減ってきている。これは評価して良いと思う。
しかし、とんでもない差別的な賃金で働かされている人がいまだに存在する。 公正な人事、労務管理が成されているとはとうてい言えない。
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私はこれまで職場の差別の状況を挙げつのって追求を行ってきたが、今日はあえてそれをしない。すぐに完璧に改善しろとまでは言わないから、明らかに不自然な扱いを受けている人間が存在しなくなるよう、姿勢を示して欲しい。困難ではあるが篠塚社長はそれが出来る社長だと信じたいと思って今回は来た。それによって、私なりの配慮をしながらこれからも沖電気と付き合って行くつもりだ。
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と結びました。一般の株主から拍手が来ました。
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私が発言を終えて着席した途端に、それまで石のようにこわばった表情をしていた30人の役員達の顔が、一斉にゆるむのが分かっておかしくなってしまいました。
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社長はニコニコして社長に期待したいと述べたことに礼を言った上で、
『内容の判断は私がさせて貰ってよろしいでしょうか。全部にお答えできるかどうか分かりませんが、是非貴重な御意見として承らせて頂きたいと思います。』
と述べました。
本心でないにせよ、私の発言を「貴重な御意見」と言わせた意味はあると思います。
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株主総会は、会社の役員に人の痛みを直接分からせ、何らかの対応を取らせるのに有効であることが前回以降、確認されたと思います。
果たして会社が何らかの対応を取るかどうかを見て、来年の総会の作戦を立てます。
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来年は支援の人達に名義を書き換えて株主総会に臨みたいと思います。すでにその作業は始めています。名義人になって頂けるかたを募集しています。
株主総会闘争大成功
今年の総会は私を含めて六名が出席し、にぎやかな株主総会になりました。
午前9時から本社前で私のミニコンサートを行いました。東芝府中の上野さんはその場に残ってわたしのCDを売ってくれました。10時からの総会には私の他に、東芝の松野さん、フリーのライターの清水さん、昭和シェルの津田さん、元沖電気争議団の村山さん、ご近所の住人で沖電気株を購入して参加された秋元さんが出席しました。
今回の株主総会のハイライトは東芝の松野さんの発言と「パフォーマンス」でした。
松野さんは、「会計監査が存在するように人権監査委員の設置を提案する。その任に田中さんを推薦する。
田中さんは企業の人権侵害を改めさせるべく毎朝門前で歌っている。皆さんにふさわしい人かどうかを判断していただくために、その歌を聴いていただきたい。」と発言するや、用意したアンプで私の「人らしく」を流し始めました。
会社はアンプを奪おうとし、場内騒然とする中、松野さんはそうとう重量のあるアンプを頭の上に差し上げ「どうか皆さん聞いて下さい」と結局、3コーラス全部を会場で流し終えました。説得力のある発言と相まって、一般株主、会社役員にもインパクトを与え得たと思います。
また私の発言の際、持参したワイヤレスメガホンを使用しました。会社側の答弁にはマイクを使用しているのに、株主の発言は肉声で行わせるのは不当だから、株主用のマイクを用意するよう、これまで、要求し続けてきました。会社がこれを無視し続けるので、今回実力行使を行ったものです。
私の発言は基本的には毎回同じです。
20年前から続いている職場での差別やいじめの実例を上げながら、
これらは人道的にも許されないだけではなく、柔軟な発想に基づき、製品を開発しなければならない技術系企業としての健康な精神状態を保つための職場環境という観点からも好ましくないものだから改めなさい。
また私に対する処置の非を謝罪し、解雇を撤回しなさいというものです。
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